ドン・キホーテで「在庫一掃セール」とポップ書きされた、ゲーミングデバイスの一団を発見。キーボード、マウス、ヘッドセット、ヘッドホンスタンド。
物欲そそるマウスは税込1,600円。安い。いや、安いから欲しい。「買う理由が値段ならやめておけ。買わない理由が値段なら買え」みたいなショッピング格言もあるが、そんなのどうだっていい。
一流メーカーの軽量マウスみたいに、ハニカム構造で蜂の巣みたいな穴がそこここに開いている。夏場マウスを握り続けると汗っぽくなるから、この仕様はありがたい。もちろん「ゲーミング」なので光る。なんでも光ればゲーミングだ。性能なんて関係ない。なんちゃってゲーミングは、ない中身を外見で補うためにゴテゴテしたデザインになりがちだが、このマウスには飾り気がない。黙っていれば5,000円に見える。
迷う。レビューを検索しても、まともに出てこない。インド訛りの英語で話すYouTubeの動画があったくらいだ。PC周りの製品に関しては、中途半端なものを買うより、いいものをいい値段で買ったほうが満足度が高い。それは3,000円のキーボードを捨てて、15,000円のものに乗り換えた時に学んだ。マウスの場合ももちろん当てはまるだろう。
と、ここまで書いたところで欲しくてたまらなくなり、買いに走ってしまった。
レビュー記事が少ないので、誰かの参考になればと一応感想を書いておいた。
今になってみると、正直買わなくてもよかったな…と思ってる。でも、PCの電源をいれたときに、キーボードとマウスが光って、それなりの雰囲気が出て、気持ちは上がる。操作感は安っぽい。国産の1,000円マウスと同等かそれ以下だ。このマウスは、手を離したときに真価を発揮する。マウスパッドに底面のLEDが反射して、光が流れる。上層階からまつりの夜店の連なりを見るように、ぼーっと眺めていられる。触れれば安っぽさが露呈するが、見るぶんには高級感がある。観賞用に置いておき、肝心の操作はいつものマウスでやるのが一番いいんだろうがww