2024/02/29木

 

バカラ配信が熱い

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最近アッキーさんの配信を楽しんでる。パチンコやスロット配信もあるが、バカラが熱い。でも「最終回」って書いてあるから、バカラ配信はもうやめちゃうみたいだ。

バカラのルールはなんとなく知ってる。バンカーとプレイヤーに別れてカードを引き合い、数字が9に近いほうが勝ち。カードを引くルールがバンカー側に有利なので、わずかにバンカーの勝つ確率が高い。「プレイヤーの勝率は44.62%、バンカーの勝率は45.86%、タイになる確率は9.52%」とあるバカラの確率から考られる最適な戦略|勝率・計算方法)。タイは引き分けのことだ。

アッキーさんの配信見るまで「バカラなんてルーレットの赤or黒みたいなもんだろ?」と思ってた。やってること超つまんなくね? とルーレットのように玉が盤面を転がってハイ終わりじゃなくて、カードを使うバカラには数字の上げ下げという趣がある。不利な状況からの一発逆転。勝ったと安心した局面から、薄いところを通されて負け。ドラマがある。「ここ持ってこいよ!」「大丈夫大丈夫、ここから上げてく」。アッキーさんのことばで、バカラのどこで熱くなればいいか理解できた。

 

・オンカジ借金界隈のXは見応えがある

でも、こんなもので金を増やそうとは思わない。Xで「オンカジ 借金」なんかで調べると、賭博狂の宇宙が見れる。膨らんだ借金を返すためにはまじめに働くよりカジノの方が早い。だから審査の甘いカードローンを使ったり、分割支払いのiPhone本体を数台買って売り飛ばして手元に金を用意する。それをオンカジに突っ込んで負けて、また金を借りる悪循環。そういう輪廻にハマりこんでいる人をリアルに見ることができる。これはオンカジではなく、パチンコにハマってる人だが、元ホストをしている男が、女のヒモとなって生活し、彼女の持ち物を勝手に質屋に入れたり、お金をもらったりして軍資金を捻出していた。すごい生き方だ。ギャンブルやるより、そういう世界を活写した文筆家にでもなったほうがいいのでは…?なんて思う。読みたいし。

界隈を探ると「バカラ 複利」なんていう訳のわからないワードも出てくる。日利2%で安定して増やしていくと言う。「1万円から始めたら初日は200円勝ちでいい。これならいけそうな気がする」。配信のコメントにそう書かれる。手数を増やせば増やすほど、カジノ側に手数料を取られる(というか、手数料分を差し引いた不利な戦いに参加し続けることになる)ので、勝つどころか安定してお金を減らすことになると思うのだが。

とはいえ、だ。こんなくだらないことにお金を使ってる人たち…ああ哀れだなんて蔑みの目で見ていた。ただアッキーさんの放送を見ると、人のプレーなのに、ギャンブルにほとんど興味がないのに、興奮する。面白く感じる。お金を稼ぐとか借金を返すとか、そんなくだらない名目のために戦ってるんじゃなくて、目の前の伸るか反るかの勝負に全神経を賭ける。その、未決の出来事に向かう向かい方が熱いのである。