2023/11/23木・勤労感謝の日

数独

ダイソーで買った数独シリーズにハマってる。アプリとかネットで、何問でもタダでできるんだけど、ザラっとした質の悪い紙、学校のプリントみたいな用紙に鉛筆で書き込むのがなんとも味わいがあっていい。

最高レベルの黒い冊子から始めようと思ったが、そのワンランク下の超上級、上級を買った。結果、この選択でよかった。上級でも解くのが難しい。異様に時間がかかる。目標20分と書かれてるのだが達成できた試しがない。

不思議なのは、なにが数独の難しさを決めるか、だ。ググると、難度を評価する指数をつくる論文なんかが出てくる。数式はさっぱり分からないが、初めに与えられる数字の数はもちろん、解法の複雑さをランク付けして分類しているらしい。

数独が好きなのは、時間をかければ唯一絶対の正解にたどり着ける感覚だ。たまに試験でやらされる論理パズルに似ている。最後のほうにぜんぶ埋まりだして、消化試合みたいになると急につまらなくなる。一番わくわくするのは、開始から中盤にかけてだ。

紙面で問題をつくる人が重視しているのは解き味だとか。たしかに解き味なるものはある。最初は難しいけど、1個の前進をきっかけにドンドン埋まりだすとか、簡単なように見せて中盤でとんでもない停滞があるとか。無味乾燥な数字の羅列が、1問1問ちがう表情を持っているのがおもしろい。こんなもの解いても、何にもならないのが実にいい。

くだらないYouTube流しながら、ラジオを聴きながら、布団にくるまって、自分の小宇宙でチビチビと数字を埋めていくのに無上の幸せを感じる。